『ゆうがお』のあゆみ

民話語り部の会「ゆうがお」は、平成18年(2006年)126日、白石寛会長のもと、民話語りボランティアの会として発足しました。当初より美寿々すみ子先生のご指導を仰いでおりましたが、平成23(2011)1月より自主活動になりました。 

   その年、栃木県内で民話語りの活動をしている多数の団体で構成されている「栃木県民話の会連絡協議会」(栃民協)に入会し、現在も栃民協の活動に積極的に参加し、研修と交流を図っています。 

    平成25年(2013年)、初代会長の白石氏の死去に伴い、後任として高田公子会長が「ゆうがお」を率いることとなりました。同年11月には、道の駅しもつけにおいて、会発足8周年の記念口演を盛大に開催しました。

 なお、平成22年から、花まつりで賑わう4月、下野市天平の丘にある古民家「夜明け前」において『夜明け前で民話を聞こう』と題し口演会を開催しています。この「夜明け前」での民話語り口演は「ゆうがお」の定期口演となり、毎年多数の方々に楽しんでいただいていています。平成30年には古民家「夜明け前」が、天平の丘古民家カフェにリニューアルし、若い人たちにも足を運んでもらえるようになりました。定期口演会も平成30年で9回目を迎えることができ、ゆうがお会員一同の励みとなっています。

 現在黒須智子会長が、平成28年(2016年)より努めております。キャリア十数年を数える会員が多く、アットホームな雰囲気の中、後に加わった会員の良き助言者となり、目標となって導いています。

 

 毎月の定例会では、それぞれが皆の前で語りを披露する勉強会をずっと続けており、お互いに切磋琢磨しあっています。 また、市内外の民話や伝説の発祥の地(神社仏閣石碑古墳)などを実際に訪ね歩くなど、民話をより詳しく身近なものと理解し、会員同士の知識と研修の幅を広げています。加えて、県内の他の民話団体の口演会にも積極的に出向き、たくさんの語りを聞いています。聞くこともまた勉強と考え、日々研鑽に励んでおります。